【オススメ】「アオイホノオ」@ゲッサン

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今日のオススメ漫画は小学館の月刊誌『ゲッサン』で連載されている『アオイホノオ』です。

この『アオイホノオ』は、作者である島本和彦先生の自伝的マンガと言われている『燃えよペン』と続編の『新吼えろペン』の主人公「炎尾燃(ほのお もゆる)」の学生時代を描いています。

つまり島本先生の学生時代をベースに作られた話になります。

登場する人物は、島本先生の個人的な友人だけでなく『新世紀エヴァンゲリオン』や映画『シン・ゴジラ』の庵野秀明監督や、映画『王立宇宙軍 オネアミスの翼』の監督で株式会社ガイナックスの社長になる山賀博之氏、ガイナックスの初代社長で「オタキング」として有名な岡田斗司夫さんなども登場します。

島本先生と庵野監督は学生時代からの知り合いなんですね。

単行本の巻末に庵野監督との対談が載っていたので、実際の話を描いたことは間違いないようです。

この『アオイホノオ』では、マンガに対して非常に熱い情熱を持ちながら、なんだかんだ言って全くマンガを描かなかったり、漫画家になるために役に立たない事に集中したりする主人公「炎尾燃(ほのお もゆる)」のドタバタぶりが非常に面白いです。

先にデビューした「あだち充」先生や「高橋留美子」先生、「原秀則」先生などのマンガに「やりたかった事を先を越された」と絶望感や嫉妬など、学生独特の思い込みや激しい情熱を巧みに描写した名作だと思います。

『アオイホノオ』は、現在も小学館の月刊誌「ゲッサン」で連載中で、現在は16巻まで発売されています。

15巻では『ふたり鷹』や『エリア88』の新谷かおる先生が登場しています。

その個性的すぎるキャラクターと人間的なダメっぷり、のちに島本先生が新谷かおる先生のアシスタントになることが描かれています。

マンガ原作の参考にはならないと思いますが、出版社(小学館)の当時の編集状況や漫画家のつらい立場などが身に沁みて分かるマンガだと思います。

おまけ

「ワンダーマスミ」の若い頃の写真が見たい・・・

※ワンダーマスミとは?
主人公「炎尾燃(ほのお もゆる)」に、「いつかあんな女性を撮影したい・・・」と思わせる超美人の女子大生。

ちなみに実写版の『アオイホノオ』では、AKB48の小嶋陽菜さんがワンダーマスミを演じたのですが、「小嶋陽菜さんが演じるワンダーマスミを見た当時の関係者は、本人の方がきれいだったと語る人が多い。」とのことです。
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