ハリウッド俳優(引退済)でオスカー監督でもある、クリント・イーストウッド監督の最新作「15時17分、パリ行き」(2018年3月1日公開予定)の内容に驚きました。
映画の内容は、オランダ・アムステルダム発の高速列車内で、テロを起こそうとしていた犯人を、その場に乗客として居合わせた米兵が取り押さえたという実話を元にしたハリウッド映画なのですが、この映画の凄いところは、この犯人を取り押さえた米兵3人の本人を映画の主人公に据えたことです。
イーストウッド監督は最初、3人を技術アドバイザーとして考えていたそうなのですが、リアリティーを追求するのには「本人達が演じるのが良い」と思いつき、急遽オファーしたとの事です。
奇抜なアイデアでインパクトを与えようとするポッと出の新人監督ではなく、アカデミー賞の監督賞を受賞したほどの実績のある映画監督なのに、その発想が出るのは本当に素晴らしいと思います。
本人なのでリアリティはあると思いますが、それまで演技経験のない3人が主人公との事なので、出来がどんなものか非常に楽しみです。