脳梗塞になった体験マンガをTwitterで公開して大反響になった作品を読んだ感想

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今日、作者自身が脳梗塞になった体験マンガをTwitterで公開して大反響になった「33歳漫画家志望が脳梗塞になった話」という話を読んだのでシェアします。

「33歳漫画家志望が脳梗塞になった話」のあらすじ

昼は会社で働き夜は漫画を描く。
好物は肉とビール!!充実ライフなゴン太だったが、突然ソレはやってきた―――
まとめサイトで30万アクセス越え、大反響を呼んだ33歳漫画家志望(♀)の脳梗塞体験が全編リメイク&新エピソードも描き下し!
闘病生活を通して気づいた自分の事、身近な人たちの存在、これからの生き方とは?
転んでもただでは起きぬ!
なごめる超ポジティブ闘病エッセイがここに誕生!
ほぼ「ふんわりジャンプ」のあらすじを引用

「33歳漫画家志望が脳梗塞になった話」とは?

この体験漫画は、あやめゴン太先生(女性)が33歳の時に脳梗塞になった体験を振り返って描いた漫画です。

元々はTwitterで公開された投稿が、ネットでの反響を受けて「ふんわりジャンプ」というWeb雑誌に掲載されました。
ふんわりジャンプ

ちなみに、名前に「ジャンプ」が付いていますが、作風は全く「週刊少年ジャンプ」に似ていないので、サイトを運営している個人か会社がたまたまつけた名前が「ジャンプ」なのだと思っていましたが、ホームページのコピーライト(著作権表記)が「Copyright © SHUEISHA Inc. All rights reserved」となっていたので、やっぱり週刊少年ジャンプを発行している株式会社集英社が運営しているサイトのようです。

「週刊少年ジャンプ」とは、まったく似ても似つかない作風の作品が多数掲載されています。

この「ふんわりジャンプ」に掲載されている内容は、Twitterで公開されている内容に比べて、全編リメイク&新エピソードも描き下しと大幅に増量されています。

※元の投稿されたマンガと比較をしてみようかと思ったのですが、作者のあやめゴン太先生のTwitterプロフィールに「無断転載禁止」との記載があったので掲載はやめておきます。

なので、上記のTwitterアカウントに投稿された記事と「ふんわりジャンプ」に乗っている作品を比べてもらえば、闘病体験がかなり充実している事が分かると思います。

参考になった話

私は脳梗塞を含め、これまで闘病体験がないので参考になったエピソードが色々ありました。

以下は参考になったエピソードです。

脳卒中の種類には、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などがある。
「脳梗塞、脳出血、くも膜下出血」の3つともよく聞きますが、同じくよく聞く「脳卒中」の種類だとは知りませんでした。

発症から4時間以内なら薬の投薬で対応できる。
発症から4時間以内であれば、血栓を溶かす薬の投薬で対応できるそうです。

作者の方もそうですが、この話を聞くと「あの時病院に行っていれば!」と強く感じます。

みなさんも、体に異常を感じたらすぐに病院に行きましょう!

治療には1年くらいかかる
軽度の脳梗塞でもリハビリでの回復に1年ほどかかるそうです。(しかも完治はしない)

漫画家さんにとって、利き手は「命」も同じ事です。

あやめゴン太先生は幸いにも、右利きで左半身に影響が出たので精神的なダメージは比較的少なかったと思うのですが、これが右腕に影響が出ていれば、かなりの精神的なダメージを受けていたはずです。

「バクマン。」でも主人公の真城最高(作画担当)は、同窓会で友人から誘われたスキーを「いや、僕は・・・手 骨折したりできないし・・」と断っていました。
無題.png ※「バクマン。」129ページ(話)より転載

少女漫画家の新條まゆ先生は、以前のTVの密着取材で「(フライパンなどは)手に負担がかかるので、食事はすべてアシスタントの人が作るか出前を取っています」と言っているように、漫画家の方は手のコンディションに非常にこだわっています。

行動に制限がある
・袖がまくれない
・お椀を持てない
・トイレは車イスでしないと危険

意外な事実
・夜9時に消灯
・起床は6時で朝食は8時
・勝手に病室を離れると看護婦さんなどに心配されるので、離れる時はどこに行くか書置きを残す
・カテーテル検査は「ふんどし」で受ける(女性でも)
・リハビリには「理学療法」「作業療法」「言語療法」の3種類がある
・少し動くだけで筋肉痛になる
・血圧を御抑える薬を飲むと、体がだるくなる
・脳血管の負担軽減のため下剤を飲むことがある(踏ん張らないため)
・健康保険に入っていれば、医療費が高額になっても一定額(8万円ほど)の自己負担ですむ
・健康保険に入っていれば、入院中も給料の約6割が支給される
・脳梗塞は発症後1年は再発の可能性が高い

感想

脳梗塞になって左手の痺れがまだ取れないそうですが、それでもこれだけのマンガが描けるのは本当にすごいと思います。

だって、最終話を読んで初めて、このマンガを描いたあやめゴン太先生は脳梗塞になった事実に気付きましたから。

ちなみに、このコーナーのタイトル「感想」と入力しようとして「S」を「N」と打ち間違えて、「感想」ではなく「官能」と書いて公開直前までいったのは内緒です。。。

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