小説の新人賞に応募する際のチェックポイント

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今回は新人賞などに応募する際のチェックポイントを紹介します。

賞と作風があっているか?

まず最初にですが、応募する賞の性格にマッチした作品である事が非常に重要です。

大抵の賞には一貫したテーマやジャンルがある事が多く、その傾向と異なっていると、どれだけ良い作品でも受賞することは難しくなります。

この対策としては、下記の2種類があります。
1)賞の性格に合わせた作品を作る
2)自分の作風にあった賞に応募する

賞の性格に合わせた作品を作る

これは過去の受賞作などを読んでみる事で、どういった傾向の作品が求められているのかなどが分かります。

その傾向に沿った作品を書くことで、受賞できる可能性は高くなります。

ただし全く同じ傾向の作品を書いても、「目新しさが無い」「オリジナリティが無い」と受け取られて落ちてしまうため、基本的な傾向を抑えつつも、新しい要素や視点などを追加する必要があります。

賞に合わせて作品を作るのは非常に難易度が高いため、初めての応募の際にはオススメの方法ではありませんが、「今後プロとしてやっていきたい!」という人には向いた方法ではあります。(職業作家の場合、自分の書きたいものだけが書ける訳ではなく、求められるテーマやジャンルに沿って作品を書く事も多いため)

小説を読むのが好きで、自分でも書いてみたという人には、次の「自分の作風にあった賞に応募する」方法をオススメします。

自分の作風にあった賞に応募する

これは賞の応募要項などに記載されているテーマやジャンルであったり、過去の受賞作品の傾向から、自分の作風に近い賞を選んで申し込みを行う方法です。

ですので、すでに作品が出来上がっていて、どの賞に応募するかを検討する方法になります。

正直な所、ライトノベル系の応募作品はほとんど同じ傾向となっているので、どの賞を選んでもそれほど大きな違いはないかもしれません。あるのは、応募総数や賞金の違いなどです。

好きな作品が出版されているレーベルであったり、毎月読んでいる雑誌など、すでに応募する賞が決まっている事も多いと思いますが、出来上がった作品と、賞の募集要項にあるテーマやジャンルなどにズレがある場合は、作品に合った賞に応募する良いでしょう。

同時に複数の賞に応募するのは、応募規定で禁止している賞が大半のため、どの賞が一番自分の作品にとって最適なのかを確認してから応募する事が非常に重要ですし、小説家としてのデビューの近道にもなります。

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